
こんにちは、なみぷんです。
今回は小川糸さんの【食堂かたつむり】の感想です。
こんな方におすすめ
- やさしい気持ちになりたい人
- 料理を感じたい人
- 前向きになりたい人
この本は小川糸さんによるデビュー作の小説です。
2011年7月にイタリアの文学賞であるバンカレッラ賞料理部門賞を受賞しています。
【食堂かたつむり】基本情報
| 著者 | 小川糸 |
| 初版年月 | 2008年1月 |
| 出版社 | ポプラ社 |
| 本体価格 | 1,300円+税 |
あらすじ
恋人と家財をすべて失った主人公・倫子(りんこ)が故郷に戻り、母の家で小さな食堂「かたつむり」を開きます。
そこへ訪れるお客さんの悩みを料理を通して、少しずつほどいていきます。
特別な調味料を使っているわけではないのに、倫子の作る料理には不思議な力が宿るようで‥
【食堂かたつむり】を読んで
おすすめポイント
- 料理の描写がとても丁寧
- 倫子の頑張りが勇気をくれる
- 母娘の関係の変化が胸を打つ
調理の描写がとても丁寧

調理する食材の色や香り、包丁をつかって切る音や湯気までもとても丁寧に描かれていて、自分の目の前に食材があるように感じます。
料理が好きな人にはもちろんですが、あまり料理が好きじゃない人にも響くものがあると感じました。
この本を読むと、食の大切さを強く感じます。
食材の命をいただいて自分の命につながる、改めて『食』について深く考える機会ができました。
倫子の素敵な料理が出来上がるたびに心がほっこり温かくなりました。
倫子の頑張りが勇気をくれる

主人公の倫子は恋人にすべてを奪われて人生どん底の状態です。
信じていた人に裏切られて家財やお金も失うなんてなかなか辛く悲しい状態です。
でも、ゼロになってしまってもいちからやり直そうと努力している倫子を見ていると「自分もまだ頑張れる!」と前向きな気持ちをもらえます。
ゆっくりでも自分の手で進んでいく倫子はとても強くたくましいと感じました。
母娘の関係の変化が胸を打つ

もともとあまり関係の良くなかった母娘関係でした。
いろいろなモヤモヤやわだかまりが2人の間にはありますが、物語の終盤で2人の関係が微妙に動き出します。
そこには不器用な愛があり、「もっとお互いが素直なら」2人の関係は違ったんだろうなともどかしい気持ちにもなりますが、そんなところが妙にリアルでとても印象深かったです。
「食堂かたつむり」はKindle Unlimitedで読める
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まとめ
【食堂かたつむり】は食の大切さ、命の大切さを教えてくれます。
丁寧な料理で心が癒され、あたたかな気持ちにさせてくれます。
おいしいものが食べたくなった時や優しい気持ちになりたい時におすすめの1冊です。
ぜひ、参考にしてみてください。
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