こんにちは、なみぷんです。
今回はあさのあつこさんの【ラストラン】を読んだ感想です。
【ランナー】の全4部作のラストです。
ぜひ参考にしてみてください。
【ラストラン】文庫本 基本情報
著者 | あさのあつこ |
発売日 | 2021年06月10日 |
判型・ページ数 | 文庫判・264ページ |
本体価格 | 本体590円+税 |
<あらすじ>
高校最後の大会で五千メートル走の再戦を誓った、努力型の碧李と天才型の貢。しかしチームメイトの不祥事で、貢がまさかの出場停止に。再戦ができないと消沈する碧李だが、彼らの勝負を見届けたいと、マネジャーの久遠がある秘策に出て――。走る意味を問い続けた高校生ランナーたちの葛藤と、純粋な走る喜びを描く、シリーズ最終巻。
【ラストラン】を読んで
ランナーシリーズ4作目、最終巻です。
読み終えて感じたことは、「そうゆう結末なんだ」でした。
碧李と貢、レースで出会ってお互い意識する存在になって再戦をお互いに楽しみにしていたと思います。
貢が悪いわけじゃなくても部活動が活動停止となり、もちろんレースも出場停止となる展開。
貢だけじゃなく、陸上部のみんなの気持ちを考えるととても辛い気持ちでした。
でもそんなモヤモヤを抱える高校生たちの心情がとても細かく表現されていたと感じました。
ストーリーのラストは私にとっては想像していないものでした。
でも、【ランナー】という題名から改めて考えてみるとしっくりくる結末なのかもしれません。
碧李にとっての『走る』とは?の意味が結末に表現されていると感じました。
個人的には貢と、とことん勝負するところも見たかったです。
まとめ
【ラストラン】の結末は私にとっては想像していなかったものでした。
でもそれは、碧李と貢にとっての走ることの答えなのかもしれません。
全編をとおして、マネージャーの信哉がとても素敵です。
いつも碧李を支えてくれてどれだけ救われたことでしょう。
いい仲間がいて碧李はとても幸せだなと思いました。
全体を通して高校生の細かい心情がよく表現されていて、青春を感じられる作品でした。
私は運動が苦手ですが、読んでいると私も走れるような気持ちになりますね。(気持ちだけです)
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