
【本屋大賞2025ノミネート!】【第65回メフィスト賞】受賞作品『死んだ山田と教室』
タイトルがとてもインパクトのある作品ですが「どんな話?」「重い作品?」と読むか迷っていませんか?
本作は、少し不思議な設定を軸にしながら、高校生たちの繊細な感情や教室の空気感を丁寧に描いた青春小説です。
この記事では、あらすじ(ネタバレなし)・見どころ・読者の感想をまとめて、「読む価値がある一冊かどうか」をわかりやすく解説します。
こんな方におすすめ
- 青春小説が好きな人
- 少し不思議な設定の物語が好きな人
- 心理描写を楽しみたい人
『死んだ山田と教室』はどんな物語?(あらすじ)
舞台はとある高校の教室です。
クラスメイトの山田が不慮の事後で亡くなります。
残されたクラスメイトは悲しみに暮れていますが、山田はある形で教室に戻ってきます。
そこから教室に戻ってきた山田とクラスメイト達の高校生活が始まります。
一見ファンタジーのような設定ですが、描かれているのは思春期特有の距離感や本音、言葉にできない感情
非日常と日常が静かに混ざり合う教室の物語が淡々と進んでいきますが、時間の流れとともに心に確実に迫ってきます。
『死んだ山田と教室』は面白い?3つの見どころ
① 発想のユニークさと不思議なリアリティ

「死んだクラスメイトが教室にいる」という大胆な発想がとても印象的です。
しかし物語はファンタジーではありません。
クラスメイトたちの反応や会話はとても自然でリアルです。
そのため、ありえない状況なのに妙な説得力が生まれています。
大胆な設定と男子高校生のリアルさがこの作品の魅力です。
② 高校生たちの“普通”がリアル

本作に登場するのは、どこにでもいそうな高校生たちです。
「男子校ってこんなノリなんだろーな」とイメージがつくような、高校生のバカげた日常が描かれていて楽しく読み進めることができます。
そんな中でも、山田を囲む細かな心情や友人関係の描写がとても丁寧に描かれています。
山田の存在によって、みんなの感情が浮き彫りになり、教室という小さな社会のリアルさがより際立ちます。
③ 時間の流れ

山田に肉体は無くどこかに移動したり歳をとることはありません。
それでも時間は過ぎていきます。
一緒に楽しく過ごしていたクラスメイトは進級・卒業をしてどんどん成長していきます。
【山田の気持ち】【クラスメイトそれぞれの気持ち】
クラスメイトは大人へと成長していきます。
徐々に自分の道を進んでいく仲間たちは山田への思いの変化が現れます。
教室に残されている山田は・・・。
個々の細やかな心理描写が読む人を惹きつけます。
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まとめ|『死んだ山田と教室』は読む価値ある?

『死んだ山田と教室』は読む価値は十分にあります。
前半は高校生たちの日常で楽しく読むことができます。
そして、その生活の中にある山田と彼らのそれぞれの感情
楽しいだけではなくそれぞれの考え方や生き方についていろいろ考えさせられる作品です。
青春時代を思い出したり、山田の立場だったらと考えてみたり・・
読み終えたあと、いろいろな風景をきっと思い出すでしょう。
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